草刈り機の危険性
2020年08月19日
前回(なぜ水難事故は起こるのか)に続き、『草刈り機』での事故にもパターンがあると思い調べてみました。
よくある事故を知ることで、危険を回避する助けになれば幸いです。
国民生活センターによると、状況分類は以下のとおりです。
1.作業中の刈刃による事故(50%)
2.飛散物による事故(26%)
3.刈刃に草などが絡まった際の事故(6%)
4.転倒時の事故(6%)
5.その他(12%)
対策(右利きを想定)を事故の頻度、やりがち、危険性から、勝手にランキングにしました。では、7位から。
7位 飛散防止カバーを付ける
回転刃の身体側に付けるカバーです。草が絡むのを避けるために外すというのは誤使用です。
6位 火気に注意
燃料タンクを開けるときに圧力で燃料が吹き出すことがあります。タバコを吸っていたら火だるまです。圧力をゆっくり抜きます。また、給油はエンジンが冷めた状態で行います。
5位 肩掛けベルトを使う
転倒したときに肩掛けベルトをしていないと、回転刃が身体に当たりやすくなります。
4位 刃に何か絡まったときはエンジンを切る
エンジンを切らないと、草などを取った途端刃が回りだし危険です。
3位 キックバックを避ける
刃の12時〜3時方向に硬いものや地面に当たると、草刈り機自体が大きく振られるキックバックという現象が起こります。これにより周囲にいる人に回転刃が当たることがあります。刈るときは、草刈り機を右から左に動かすときだけです。
2位 周囲に人を近づけない
キックバックや飛散物で危険です。
1位 保護メガネをつける
実際にあった事例として、『目に何かが入り激痛が走った。緊急搬送され手術により植物片を取り出した。』というものがありました。
いかがだったでしょうか?知らないことはありましたか?