なぜ水難事故は起こる?
2020年08月17日
お盆の時期になると必ず水難事故のニュースが流れます。
『なぜ?』と思われたこともあるのではないでしょうか?
体力があり、泳ぎが得意だった人も多いはずです。
そこで、そんな人でも水難事故に遭ってしまう原因を調べてみました。
川での原因
- 海水と比べて川の水は真水に近く、流れによって空気を多く含んでいるため浮きにくい。
- 流れが早いと動きが困難になる。流れのスピードの2乗の水圧を身体に受ける。
- 人工物などの付近で縦の渦が生じ、水中から上がれなくなる。
- ライフセイバーがいない。
- 流されて見失う。
- 短時間のうちに流れや水量が大きく変わることがある。
対策
ライフジャケットを着用し、渦が発生する人工物に近寄らない。ライフジャケットを着用して流されたときは、足を川下に向け頭を守る。子供は水深20センチほどでも、転ぶと全身に水圧を受け、流されることを理解しておく。
海での原因
- 離岸流。打ち寄せた波が合わさり沖へと流れる。スピードが速くオリンピック選手でも抗って海岸に戻ることは不可能。
- 浮き輪などにつかまっていて、風で沖に流される。
対策
離岸流はどこにでも発生し、見た目でわからない。幅10〜30m程度、長さ数十〜数百m。沖に流されたときは、慌てず落ち着く。周りの人に流されていることを知らせる。泳ぎに自信のない人は浮くことに専念する。
川と海共通の原因
- 飲酒をしている。
- 水を飲むと声が出せなくなる
- 自分は大丈夫、と思っている。
- 食べた直後である。
対策
危険を知る。